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高校留学は大学受験に有利? 推薦・AO入試など帰国後の進学計画は留学前にしっかり考えよう!

高校留学には、短期留学や正規留学、交換留学などさまざまなタイプがありますが、なかでも1年間・それ以上の長期留学をする場合は、帰国した後の進級・進学計画もとても重要です。

長期の高校留学は、語学力アップや視野の広がり、将来の選択肢が増えるなどメリットもたくさんありますが、留学後の計画をおそろかにしていると、日本に帰ってきてから留学のデメリットのほうが大きくなってしまうことも…。

ここでは、高校在学中に長期留学をしたいと思っている人、そして帰国後に「日本での大学進学を考えている人」に向けて学計画のアドバイスをまとめました。ぜひ参考にしてくださいね!

実際に高校留学した人の大学進学状況は?

まずはじめに、実際に高校留学を経験した人の「高校卒業後の進学状況」についてのアンケート結果を見てみましょう。

こちらは高校生の長期留学プログラムを実施している2つの留学団体が行なったアンケート。AFS日本協会は世界で最も歴史のある高校生の交換留学団体、また日本国際交流振興会JFIEは高校生の交換留学・私費留学を実施している大規模なNPO法人です。いずれの留学団体も毎年数多くの高校生を海外に留学派遣しています。

引用元:AFS日本協会 帰国生アンケート

引用元:日本国際交流振興会JFIE 帰国後アンケート

 

高校留学を経験した人の大半は日本の大学に進学していて、入試方法は日本の高校で学んだ高校生と比べると「推薦入試」や「AO入試」「帰国生入試」など多岐に渡っているのが特徴です。高校留学でスキルアップした語学力や貴重な経験から身についた人間力を、日本の大学入試にも十分活かしているのがわかります。

高校留学からの大学受験!どの入試方法を狙う?選択肢は4つ

日本の大学に進学する場合、入試の方法は大きく分けて4つあります。

  1. 一般入試
  2. AO(アドミッション・オフィス)入試
  3. 推薦入試
  4. 帰国生入試

ひと昔前までは、大学入試と言えば「一般入試」がほとんどでしたが、最近では「AO入試」や「推薦入試」で優秀な学生を取る大学が増えてきています。

国公立の大学では合格者の2割弱、私立大学ではなんと約半数近くの生徒がAO・推薦入試を利用して大学に進学しています。いまの日本の大学進学では「AO入試」「推薦入試」は決して珍しいものではなく、誰でもチャレンジ可能な入試方法のひとつになっているのです。

では高校留学をする人にとって、どの入試方法が有利なのか・どんな対策が必要なのか、1つずつ詳しく見ていきましょう!

 

1. 一般入試

日本の大学受験ではもっとも一般的な入試方法ではありますが、長期で高校留学をする人にとっては、やや難易度の高い入試方法とも言えます。なぜなら、日本の高校と外国の高校では学習する範囲や学習のスピードも異なるため、日本の大学を受験するための勉強や対策が不十分になってしまいがちだからです。特に理科系の科目は、日本にいなかった分の遅れを取り戻すのがとても大変です。

しかし前述のアンケート結果からも分かるように、高校留学から帰国した後に「一般入試」にチャレンジする人もたくさんいます!

たとえば・・・

  • 英語を武器に受験科目の少ない大学を受験する
  • 早い時期(高1)に留学して残り2年で取り戻す
  • 留学を休学扱いにして1つ下の学年に復学する

など前もって進学計画を考えて対策しておけば、一般入試にも十分チャレンジできるでしょう。

 

一般入試で受験する人にとって高校留学の経験は、得意科目だけで勝負できる私立大などではとても有利に働きますが、受験に全教科が必要な国立大、私立でも理科2科目が必要な大学では、留学先で履修していない科目もあるので、現役合格にこだわるとなかなか難しいというのが現実です。

大学進学を考えると長期留学がどうしても厳しいという人は、学期単位で留学する「ターム留学」や、夏休みなど学校の休暇を利用する「短期留学」を留学プランの選択肢に入れるのもありでしょう。

 

2. AO入試

AO入試とはアドミッション・オフィス入試のことで、1990年度に慶應義塾大学から始まり、現在では国公立・私立を問わず、数多くの大学が採用している入試方法です。

各大学が定める理想の学生像(アドミッション・ポリシー)に照らし合わせて選考が行われます。高校での内申書や志望理由書をはじめ、複数回の面接を通して出願者の人となりを見たり、小論文やエッセイを通して資質や適性を見るなど、選考方法や合否基準は大学によって大きく異なります。

高校留学を経験した人は「AO入試」で評価されやすい傾向があります。

なぜかというと、日本人学生の英語力は世界的に見ても非常にレベルが低いということ。またグローバル化が進む世界において、日本人の「異文化適応力」の低さも今後の日本にとって大きな課題であるからです。

高校留学で習得した語学力はもちろん、留学にチャレンジした向学心の高さ、そして留学経験を通じて身につけた異文化適応力やコミュニケーション能力は、これからの国際社会で活躍するスキルとして高く評価されます。

AO入試を狙うならば、まず志望する大学・学部がAO入試を行なっているかを確認しましょう。そして募集要項などで大学がどんな人物を求めているかをチェック。帰国後のAO入試を意識すれば、留学先での生活や学校での活動がさらに充実したものになるはずです。

3. 推薦入試

次は、前述の帰国生アンケートでも大きな割合を占めた「推薦入試」です。推薦入試には大きく分けて「指定校推薦」と「公募推薦」の2タイプがあります。

*指定校推薦
大学が指定した高校の生徒のみが対象で、在籍校の学校長の推薦を受けて出願することができる。

*公募推薦
大学が定めた成績基準をクリアしていて、かつ在籍校の学校長の推薦が受けられれば誰でも出願することができる。

いずれも学校長の推薦が必要で、高校での成績はもちろん、部活動や生徒会、ボランティアなど日ごろの活動や取り組む姿勢が重視されます。推薦後の入試方法は大学によって異なりますが、小論文や面接などで出願者の考えや表現力などを評価するのが一般的です。

高校留学をした経験は、在学校からの評価としてプラスになるだけでなく、入試の面接でも自分の強みとしてアピールできるポイントになります。

推薦入試を狙うならば、日本の高校にいる間も一定以上の成績をキープし、学校活動にも意欲的に取り組みましょう。また先生とも積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築いておくことも大切です。

 
4. 帰国生入試

最後は「帰国生入試」です。これは1〜3の入試方法と比べると、非常に狭き門です。

もともと帰国生入試は、家族の仕事など避けられない事情によって海外生活を余儀なくされた生徒(いわゆる帰国子女)に対して、日本での受験負担を軽減するために設けられた受験枠。つまり、本人自らが希望して海外の高校に行く留学とは、本来の意味では異なるものです。

最近ではそのルールもだいぶ緩和され、一般的に海外の高校に2年以上在籍し、そのまま海外の高校を卒業した生徒であれば帰国枠での受験が可能な大学が増えてきました。一方で、家族の都合ではない単身での留学を帰国生だと認めない大学もあります。帰国生入試を狙う人は、留学する前に志望する大学の受験資格をしっかり調べておきましょう。

高校留学の経験は日本での大学入試全般に有利!

留学を計画する段階であらかじめ帰国後の進学目標を決めておくと、留学先でもそれに向けて意識的に活動するようになり、留学経験がより充実したものになります。たとえ留学を通して将来の夢や進路の方向性が変わっても、留学を通して得られるものは格段に違うでしょう。

高校留学の経験を最大限将来に活かせるよう、帰国後の計画もしっかり立ててくださいね!

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