[REQ_ERR: 404] [KTrafficClient] Something is wrong. Enable debug mode to see the reason.高校留学のESLって何? 授業内容・履修システム・メリット&デメリットを詳しく解説 | 高校留学マガジン

高校留学のESLって何? 授業内容・履修システム・メリット&デメリットを詳しく解説!

ESL、ESOL・・・高校留学に興味がある人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ここでは高校留学のESLとはどんなものか、ESLでは何を学べるのか、ESLのメリット&デメリットなどを詳しく解説していきます!

ESL(イーエスエル)って何?

ESLとはEnglish as a Second Language(第2言語としての英語)の略で、英語が母国語ではない生徒のために設置された英語学習クラスのことを言います。国によってはESOL(English for Speaker of Other Languages)という言い方をすることもあります。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、移民の多い国や外国の留学生を数多く受け入れている英語圏の国では、多くの学校にESLが設置されています。

ESLのクラスは通常の授業とは内容が大きく異なるため、ESLを受け持てるのは非ネイティブの生徒に英語を教える資格を持った教師のみ。留学生の受け入れに積極的な学校には、規模の大小はあれどたいていESLがありますが、ESL教師の雇用の問題もあり、すべての学校に設置されているというわけではありません。

ESLの授業内容

ESLの目的は、現地のネイティブの生徒たちと一緒に授業を受けられるレベルまで英語力(英語を使ったコミュニケーション能力)を底上げすることです。また、他の国から来た生徒たちを現地の学校の授業スタイルに適応させるための準備の場でもあります。

非英語圏からの留学生は、現地の高校に入るとまず英語力をチェックするテストを受けます(プレイスメントテスト/組み分けテスト)。テスト結果をふまえて、それぞれの生徒のレベルに合ったESLを受講することになります。

ESLではどんなことを学ぶの?

ESLの授業では、英文法をはじめリスニングやリーディング、ライティングなど基本的な学習から、エッセイやレポートの書き方、ディスカッションやプレゼンテーション、スピーチの仕方などを学びます。

日本の学校では「一方通行型」の授業スタイル(先生の講義を生徒が聞く)が多く見られますが、欧米圏の学校の授業は基本的に「コミュニケーション型」。先生や生徒たちとディスカッションをしながら授業が進められます。成績評価の際も、テストの点だけでなく、授業中の発言も重要視されます。

留学中の高校生活を充実させるためには、英語力はもちろん、現地の授業スタイルに適応することも大切です。そういう意味でも日本人の留学生にとってESLはとても心強い存在だと言えるでしょう。

ESLの履修システムは3パターン

まず欧米圏の高校の履修システムですが、基本的に授業はすべて選択制になります。学年によって必ず履修しなければならない必修科目はありますが、そのほかは自由に履修科目を選ぶことができます。

履修する科目は、英語力や希望する進路などをふまえて学校カウンセラーと相談しながら決めていきます。たとえば高校卒業後にアメリカやカナダなど海外の大学に進学を希望する場合は、必ず履修しなければならない科目もあるので、先の進路もしっかりと考えた上で科目を選択しなければなりません。

ESLはどんな形で履修するの?

ESLの履修システムは国や学校によって異なりますが、一般的に下記の3タイプに分けられます。

パターン❶ ESLを選択科目の1つとして履修する

ESLのレベルに関わらず、ESLのクラスにくわえて最初から正規クラス(現地生徒と一緒に授業を受けるクラス)の科目も履修するパターン。カナダの公立高校などでよく見られる形態です。ESLレベルが低い場合は、体育や音楽、芸術、数学など語学力があまり必要とされない科目を履修するのが一般的。ESLのクラスで一定以上のレベルに達するとESLは修了となります。

パターン❷ 一定レベルに達するまではESLのみ履修

まずはESLのクラスのみ履修して、一定以上のレベルに達したら正規クラスに編入するパターン。オーストラリアの公立高校などで多く見られます。正規クラスに入るまでの間は、ほかの留学生や移民の生徒たちと授業を受けることになります。

パターン❸ ESLレベルによって正規クラスの科目数が変わる

ESLのレベルが上がるとともに正規クラスで受けられる科目の数が増えていくパターン。パターン❶と同様、一定以上のレベルに達するとESLのクラスは修了となります。

このほかにも、学校によっては授業がない時間帯や休み時間などを利用してマンツーマン授業を受けるタイプのESLもあります。

ESLのメリット&デメリット・注意したいこと

ESLは英語力に不安がある人にとって非常に心強い存在です。またESLのクラスメイトはさまざまな国から来た留学生や移民の生徒たちなので、ESLのクラスを通して「異文化交流」できるというメリットもあります。

反面、ESLのレベルが上がらなければ、学校によってはほとんどネイティブの現地生徒たちと交流できないというデメリットも。日本人が多く留学する学校では、ESLのクラスメイトがほとんど日本人ということもあります。せっかく英語圏の国に留学したのに、それではもったいないですよね…。

高校留学のESLは、あくまで通常の正規クラスを受けるまでの準備ステップであって、英語をイチから学ぶための語学学校ではありません。英語圏の国での高校留学生活を充実させるためには、やはり渡航前に英語力を高めておくことは必要です。現地の高校に入ったらESLをうまく活用し、できるだけ早く正規クラスに編入できるようにしましょう。

ESLをうまく活用して充実した高校留学生活に!

ESLはすべての学校に設置されているわけではないので、どうしても英語力が不安だという人は、ESLの有無を学校選びの条件にしても良いでしょう。また学校を選ぶ際は、ESLの履修システムについてもしっかり確認しておきましょう。

先ほどのデメリットでも触れたように、ESLから抜け出せないとせっかくの高校留学の醍醐味も半減してしまいます。ESLはあくまで準備ステップとしてうまく活用し、現地高校ならでは留学生活を満喫してくださいね。

▼高校留学に必要な英語力の目安はこちら▼

 

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