[高校留学]失敗しない!留学エージェントの選び方|絞り込み〜決定までの5ステップを詳しく解説
高校留学成功のカギとも言える、「留学エージェント」選び。
留学エージェントは日本全国に数多くあり、その中から自分にぴったり合う留学エージェントを探し出すのはなかなか難しいものです。
ネットで検索すると「イチオシの留学エージェントはこれ!」といった記事を目にしますが、留学する人の性格や好み、理想の留学のカタチなどは人それぞれ、十人十色なので、「どこの留学エージェントが一番おすすめです!」とは言い切れません(そういった記事は広告の場合も多い)。では、どうやって自分に合う留学エージェントを探したら良いのでしょうか?
ここでは、“高校留学ならでは”の留学エージェントの選び方・手順を紹介します。
高校留学の場合、留学するのが未成年の子どもなので、留学エージェント選びはより慎重に行う必要があります。ここで紹介するポイントを参考に、自分にぴったりと合う、そして安心で充実の留学を実現できる留学エージェントを見つけてくださいね!
そもそも…高校留学に留学エージェントって必要なの?
留学エージェントとは、留学に関するさまざまな手続きを代行してくれる留学代行会社のこと。また、エージェントによって内容は異なりますが、留学に関する各種サポートをしてくれる留学サポーターとしての一面もあります。
留学エージェントがしてくれること
- 留学計画のアドバイス
- 現地の高校や語学学校の選定
- ホームステイや寮など滞在先の手配
- ビザなどの各種申請
- オリエンテーションや事前研修など出発前の準備
- 現地滞在中のトラブル対応 など
※代行、サポート内容は留学エージェントによって異なります。
留学エージェントを介さずに個人で留学を直接手配することも可能ですが、留学の手続きは煩雑で多岐にわたり、現地の高校との交渉や滞在先の手配などには相応の語学力が必要とされるため、留学エージェントを利用する人がほとんどです。
また高校留学の場合は留学するのが未成年なので、認識の相違や手続き漏れなどから現地でトラブルが起きないよう、大半の保護者は、留学手配のプロである留学エージェントを選択しています。
自分に合う留学エージェント選びの5ステップ
留学エージェントは数多く存在しますが、取り扱っている留学プログラムやサポート内容、料金システムなどはエージェントによって異なり、また会社の雰囲気やカウンセラーの対応などもさまざまです。
留学エージェントを選ぶ際に、知名度や体験者の口コミ、広告などで安易に決めるのはとても危険です。
ここで紹介する留学エージェント選びのステップを参考に、自分にぴったり合う留学エージェントを見つけてくださいね!
STEP1 高校留学に適したエージェントに絞る
まず最初のステップは、その留学エージェントが「高校留学」に適しているかどうかのチェックです。
高校留学は大学留学や社会人留学とは全くの別ものなので、高校留学ならではの知識や実績が豊富であるかどうかが重要なポイントになります。
また、何度も繰り返しますが高校留学は未成年の留学なので、「手続きは確実か」「説明は丁寧か」など、会社としての信頼性・信用性も重視したいポイントです。
[高校留学に適した留学エージェント]
- 高校生の留学派遣実績が豊富!
高校生の派遣実績が豊富=高校留学の知識やノウハウが豊富にあるということ。CMや雑誌広告などでよく目にするような大規模な留学エージェントであっても、高校生の留学派遣実績が豊富とは限りません。 - 高校生の留学プログラムが充実している!
規模が大きいエージェントだからといって、高校生向けの留学プログラムが充実しているとは限りません。小規模な留学エージェントであっても、長年高校留学だけを専門に扱っている会社もあります。 - “留学審査団体” から認証を受けている!
旅行会社や旅行代理店は、旅行業法に基づき一定の要件をクリアしないと開業の許可が得られません。しかし、留学エージェントは開業するにあたり法的規制が一切存在しません(2019年10月現在)。言ってしまえば、留学エージェントは誰でも開業することができるのです。
そこで、留学エージェントの信頼性・信用性をチェックする方法として「留学審査団体」の認証があります。もちろん認証を受けていない=信頼できないとは言えませんが、1つの指標としてチェックすると良いでしょう。
▼主な留学審査団体
J-CROSS 一般社団法人 留学サービス審査機構 消費者庁、文部科学省、経済産業省、観光庁のアドバイスを受けながら、留学事業者が遵守すべきルール(基準)を作成しているか、またそのルールを遵守しているか、第三者の立場で認証を行っている団体。 | |
CIEL 留学・語学研修等協議会 旅行業法に基づき消費者と契約を締結しているか、パンフレットの表示方法において不適切な表現がないかなどを公正取引委員会の協力を得て、相互監視を行なっている団体。 | |
JAOS 一般社団法人海外留学協議会 留学の啓蒙、留学事業者のガイドライン制定、留学カウンセラーの教育など、留学業界の健全なる成長を目標にさまざまな活動を推進している団体。 |
STEP2 自宅から行ける留学エージェントに絞る
次にチェックしたいポイントは、留学エージェントのオフィスがある(または説明会を実施する)場所です。
最近ではオフィスを訪問せずにネットから簡単に留学の申し込みができる留学エージェントもありますが、高校留学の場合はそうはいきません。
留学説明会や相談会に参加したり、個別カウンセリングを受けたり、実際に留学エージェントのオフィスに何度か足を運ぶ必要があります。
自宅から行ける範囲にオフィスがある留学エージェントを選びましょう。
自宅から行ける範囲に留学エージェントがない場合は、電話でカウンセリングを受けたり、メールで相談したりすることもできますが、できれば一度はオフィスを訪れて、担当者と直接話をしたり会社の雰囲気を確認したりできると安心です。
STEP3 希望する留学プログラムを実施しているエージェントに絞る
次にチェックするのは、留学エージェントが取り扱っている留学プログラムの種類です。
留学エージェントによって扱っている留学プログラムは異なります。たとえば同じアメリカ留学でも、A社では1年留学のみ取り扱い、B社ではサマースクールなどの短期留学のみ取り扱いという場合も。
▼留学プランがある程度決まっている場合
行きたい国や留学期間、滞在先(ホームステイ/寮)など、希望する留学がある程度決まっている場合は、希望条件に該当する留学プログラムを行なっている留学エージェントをリストアップしましょう。
▼留学プランが未定の場合
留学のイメージがまだ固まっていない場合は、計画の段階で選択肢が狭まらないよう、留学プログラムの種類が豊富なエージェントをリストアップすると良いでしょう。
STEP4 リストアップした留学エージェントに資料請求!
STEP1〜3である程度候補が絞られてきたら、次は留学エージェントに資料請求を行いましょう。
ほとんどの留学エージェントは、自社で実施している留学プログラムの各種資料・パンフレットを用意しており、それらは全てインターネット(または電話)で無料で請求可能です。
資料には選択可能な国・地域・高校、サポート内容の詳細、留学費用、スケジュール、留学体験者の体験談など、留学に関する詳しい情報が掲載されています。またパンフレットの作りから、留学エージェントの雰囲気を感じ取ることもできるでしょう。
各留学エージェントの資料にしっかり目を通して、気になる留学エージェントをリストアップしましょう。
配布用の資料を用意していない留学エージェントは、その代わりにウェブページが充実している場合が多いので、チェックしてみてくださいね。
STEP5 留学エージェントの説明会やカウンセリングに行く
最後のステップは、実際に留学エージェントに足を運び、会社の雰囲気やカウンセラーの対応をチェックします。
特にカウンセラーとの相性は重要です。的確なアドバイスをくれるか、親身に相談に乗ってくれるかなど自分の目でしっかり確かめてください。
多くの留学エージェントでは定期的に留学説明会や相談会などを実施しており、無料カウンセリングの予約も常時受けつけています。実際に契約するまでは相談もカウンセリングも基本的に無料です。
できれば2社以上訪問して、会社の雰囲気やカウンセラーの対応、留学費用(見積り)などを比較してみてくださいね!
高校留学の留学エージェント選びは慎重に!
留学エージェントは、一度契約してしまったら途中で変更するのはなかなか困難です。
有名だから、ネット検索でよく見かけるから、知り合いにおすすめされたから・・・このような理由で安易に留学エージェントを決めてしまうのは失敗のもと。
自分にぴったり合う留学エージェントは、自分自身の目でしっかりチェックして選ぶことが大切です。
不満や不安を抱えたまま留学に行くことがないよう、ここで紹介したステップを参考に十分に検討を重ね、自分にとって最適な留学エージェントを選んでくださいね!
▶︎関連記事「留学エージェント選びで失敗しないための完全チェックリスト 全34項目」もあわせて参考にしてくださいね!チェックリストはダウンロード可能です(PDFデータ/A4サイズ1枚/99KB)。