[高校留学]留学エージェント選びで失敗しないための完全チェックリスト 全34項目
高校留学の留学エージェントを選ぶ際に必ず確認すべき重要なポイントをチェックリストにまとめました。
留学エージェントから取り寄せた資料に確認するとき、またカウンセリングなどで留学エージェントを実際訪問したときは、ここで紹介するポイントをしっかりチェックしましょう。
留学エージェント選びのチェックリストは、こちらからもダウンロード可能です(PDFデータ/A4サイズ1枚/99KB)。プリントアウトして、ぜひ活用してくださいね!
留学エージェント選びの完全チェックリスト
Part1 留学エージェントはここをチェック!
▼留学プログラムについて
- 希望する留学プログラム(国・留学期間)を取り扱っているか
行きたい国や期間が決まっている場合は、希望するプログラムを取り扱っているかをチェック。 - 現地の学校(高校・語学学校)の選択肢は豊富か
取り扱っている学校の種類が極端に少なくないか、公立・私立・ボーディングスクール(寮制学校)など希望する学校タイプは扱っているかなどを確認。 - 現地の学校(高校・語学学校)の情報は最新か・豊富か
留学エージェントが持っている学校の情報は最新のものか、また詳しい情報まで把握しているかをチェック。
▼実績・信頼性について
- 高校生の海外留学派遣実績は豊富か
高校留学の派遣実績は豊富か、高校留学の知識やノウハウを持っているかをチェック。大手のエージェントであっても高校留学の実績が豊富とは限らないので要注意。 - 留学審査団体からの認証を受けているか
旅行会社や旅行代理店は旅行業法に基づいて一定の要件をクリアしないと開業の許可を得られませんが、留学エージェントは開業するにあたり法的規則が一切ありません(2019年11月現在)。そこで信頼性をはかる1つの指標として「留学審査団体」の認証があります。ただし「認証を受けていない=信頼できない」とはもちろん言い切れないので、あくまで1つの指標として捉えてくださいね。▼主な留学審査団体
J-CROSS 一般社団法人 留学サービス審査機構
消費者庁、文部科学省、経済産業省、観光庁のアドバイスを受けながら、留学事業者が遵守すべきルール(基準)を作成しているか、またそのルールを遵守しているか、第三者の立場で認証を行っている団体。CIEL 留学・語学研修等協議会
旅行業法に基づき消費者と契約を締結しているか、パンフレットの表示方法において不適切な表現がないかなどを公正取引委員会の協力を得て、相互監視を行なっている団体。JAOS 一般社団法人海外留学協議会
留学の啓蒙、留学事業者のガイドライン制定、留学カウンセラーの教育など、留学業界の健全なる成長を目標にさまざまな活動を推進している団体。
▼カウンセリング対応について
- カウンセラーは留学カウンセラーの資格を保有しているか
留学希望者に対して適切で信頼できる提案・アドバイスがなされるよう、留学カウンセラーには資格制度が設けられています(JAOS認定留学カウンセラー・RCA海外留学アドバイザーなど)。認定を受けるには、海外留学に関する経験や専門的な知識、現地手配などに必要な語学力などが求められます。必須資格ではありませんが、保有しているカウンセラーのほうがより安心感がありますね。 - カウンセラーは留学経験者か
カウンセラーの留学経験は必須条件ではないものの、やはり実際に留学を経験した人のほうがリアルで役に立つアドバイスが期待できます。 - 高校生の海外留学についての知識は豊富か
海外留学と一口に言っても、大学留学や社会人留学など種類はさまざまです。高校留学ならではの知識や経験が豊富かをチェック。 - 留学先の国や学校の情報に精通しているか
現地の学校や委託団体などと頻繁にやり取り(または渡航)し、最新で正確な情報を得ているかをチェック。パンフレットに記載されている以上の情報が出てこない場合、カウンセラーが現地の情報を正確に把握していない可能性があります。 - 説明は丁寧でわかりやすいか
- 親身になって相談に乗ってくれるか
- 希望に沿った提案をしてくれるか・特定の国や学校など偏った提案をしてこないか
こちらの要望を受け入れずに、留学エージェントのおすすめプランを押し売りしてくるようなカウンセラーには注意が必要です。 - 留学のメリットだけをアピールしてこないか
良い面ばかりを語るのではなく、デメリットもきちんと説明してくれるかをチェック。 - 契約を急かしてこないか
「今日契約したら割引特典あり!」といったアピールで即日契約をあおってきたら要注意。留学出発時期が迫っている場合を除き、契約を急がせるようなカウンセリングは信頼できません。 - 留学費用の見積りに明細は細かく記載してあるか
費用に不透明な項目がないかをチェック。手数料が無料でも、別途サポート料金が可算されて結果的に高額になるケースも。費用総額にどのようなサポートが含まれているか、また各サポートの有料・無料もチェックしましょう。 - (メール相談の場合)やり取りはスムーズか・レスポンスは早いか
▼契約に際して
- 利用規約や重要事項についてきちんと説明がなされたか
- キャンセル規定や返金規定は明確か・契約者に不利な条件になっていないか
Part2 サポート内容ここをチェック! 有料・無料も要確認
留学エージェントによる一般的なサポート項目をまとめました。これらのサポートを行なっているか・いないか、またそのサポートは有料か無料かをチェックしましょう。
[留学前]
- 留学先の学校の手配
現地の学校への入学交渉から願書の準備、願書作成のアドバイス、必要書類の案内、入学手続きなど。 - 滞在先の手配(ホームステイ・寮など)
ホームステイの場合、ホストファミリーの斡旋はどこの団体が行うのかもしっかりチェックしましょう。 - 事前語学研修の手配・それに伴う滞在の手配
留学先の学校開始日よりも数週間〜数ヶ月前に渡航して、現地で事前に語学研修を受けるプランもあります。語学力に自信がない人、スムーズに学校生活に適応したい人などにおすすめです。 - ビザ申請の手続き
留学が目的の渡航は、一般的に学生ビザが必要です(留学する国や留学期間などによっても異なる)。 - 航空券の手配
航空券は個人で手配することも可能ですが、発券した後にホームステイ先の受入日が急遽変更になるなど不測の事態が発生することも。滞在先・学校・航空券など一連の手配は、一括して任せたほうがリスクは少ないでしょう。 - 海外留学保険の案内・手続き
留学中の病気や怪我、また盗難や賠償などのトラブルに備え、海外留学保険には必ず加入しましょう。 - 携帯電話・SIMカード・銀行口座などの案内・手続き
現地の生活に必要なもの、あると便利なものなど、プロの視点でアドバイスがもらえると安心です。 - 渡航前の英語学習サポート
英会話スクールと提携している留学エージェントでは、渡航前の英会話レッスンが無料または格安で受けられるなどのサービスがあるところも。語学力に自信がない人は有効に活用したいですね。 - 渡航前のオリエンテーション
留学に持って行く荷物や現地生活の具体的なアドバイスなど、渡航前に本人&保護者向けのオリエンテーションを実施している留学エージェントも多くあります。
[留学中]
- 現地空港での送迎
到着時、帰国時の送迎の有無、またある場合は誰が行うのか、日本人スタッフは同行するのかも確認しましょう。 - 現地生活のサポート・トラブル対応
留学生の中には、慣れない海外生活でストレスを抱えてしまう人、ホストファミリーとの折り合いが悪くホストチェンジを希望する人も。そんな時に頼りになるのが現地でのサポートサービスです。現地にサポートオフィスがあるか、ない場合はどんな形のサポート体制(電話、スカイプなど)なのかを確認しておきましょう。 - 学校生活のサポート・アドバイス
正規留学など長期の留学の場合、履修する科目やコース選択、クラブ活動への参加、成績など学校生活の中でいろいろと悩む場面も多いもの。アドバイスやサポートが受けられると心強いですね。 - 一時帰国の航空券の手配・空港送迎手配
長期留学の場合、現地高校の休暇に合わせて一時帰国をする場合があります。
[留学中・保護者向け]
- 留学先訪問の手配
子どもの留学先へ保護者が訪問を希望した際、航空券やホテルなどを手配してくれるサポートもあります。 - 留学の様子を報告
滞在先や学校生活の様子、学校の成績などを定期的に報告してくれるサポート。成績表は英語(英語圏の場合)になるので、翻訳サービスもあるとより安心です。
[留学後]
- 帰国後の進路相談
高校留学から帰国した後の進路は、帰国子女枠、AO入試、推薦などさまざまです。
後悔しない留学エージェント選びを!
高校留学の成功のカギは、留学エージェント選びだと言っても過言ではありません。
大手だから、知り合いにおすすめされたから、ネット検索でよく見かけるから・・・など安易な理由で留学エージェントを決めるはとても危険です!
留学エージェントは一度契約してしまったら簡単に変えることはできません。後悔のないよう細かい部分までしっかりチェックして十分に検討してくださいね。
*この記事で紹介した留学エージェント選びのチェックリストは、こちらからもダウンロード可能です。
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