高校留学実現までの手順と準備期間をわかりやすく解説!|留学国のスクールイヤー(学期制)もCheck!
高校留学に行きたい!と思い立ったら、まずどんなことを・いつから始めたらよいのでしょうか。
ここでは高校留学実現までの手順と準備にかかる期間の目安を解説していきます。
また、留学の出発時期を決める重要なポイントとなる「留学国のスクールイヤー(学期制)」も紹介。留学計画の参考にしてくださいね!
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まずは留学準備の基点になる『出発時期』をチェック!
高校留学の準備は、留学の出発時期から逆算して始めることになります。
まずはじめに、高校留学の出発時期について知っておきましょう。
高校留学には「交換留学」と「私費留学」の2タイプがありますが、それぞれ出発時期の選択肢が異なります。
- 「交換留学」の出発時期は冬と夏の年2回
- 「私費留学」は留学目的によって自由に出発時期を選べる
「交換留学」は留学期間が1学年(10ヶ月)と決まっていて、基本的に留学する国のスクールイヤー(学期制)に合わせて留学がスタートします。「交換留学」の出発時期が冬と夏の年2回なのは、学期が夏始まりの国と冬始まりの国があるからです。
「私費留学」の場合は、短期ならば夏季休暇中に行われるサマースクールに留学したり、年間留学ならば「交換留学」同様、留学する国のスクールイヤーに合わせるのが理想ですが、留学機関によっては学期の途中から入学することも可能です。
おもな留学国のスクールイヤー
高校留学で人気の国のスクールイヤー・学期制をまとめました。1年間以上の留学を検討している人は、スケジュールを組むうえで重要なポイントになります。行きたい国の学校がいつ始まりなのか、しっかり確認しておきましょう。
◆冬始まりの国・・・南半球の国
▷オーストラリア・ニュージーランド
南半球の国は冬始まりの学校がほとんど。クォーター制と呼ばれる4学期制を取っている学校が多い(タスマニア州は3学期制)。
◆夏始まりの国・・・北半球の国
▷アメリカアメリカの新学期は9月始まり。学期制は州や学校によって異なるが、セメスター制と呼ばれる2学期制を取っているところが多い。ほとんどの留学生は9月の始業に備えて、7・8月から留学に出発し現地で英語学習やオリエンテーションを受ける。
▷カナダ
カナダの高校も9月始まりのところがほとんどで、アメリカと同じくセメスター制(2学期制)を取っている。高校留学は基本的には9月入学になるが、学校によっては2学期始めの2月から入れるところも。
▷イギリス
イギリスも夏始まりで、学期制は日本と同じ3学期制を取り入れている学校が多い。
出発時期から逆算して留学準備をスタート!
次は留学の出発に向けていつごろ・具体的に何をするのかを見ていきましょう。「交換留学」と「私費留学」では一部手順が異なるので、タイプごとに説明していきます。
「交換留学」の場合
「交換留学」の場合、出発時期は冬と夏の年2回と決まっているので(国によって例外あり)、そこから逆算して準備を始めることになります。
下の表は、「交換留学」の準備手順と時期の目安をまとめたものです。例として、2021年冬・夏出発の時期目安も入れているので、参考にしてくださいね。
交換留学実施機関の情報はこちらから
◆「高校生の交換留学を実施している機関・団体まとめ」
「交換留学」準備手順と時期の目安
※例えば、高校2年の夏に交換留学に出発するならば、高校1年の12月末頃が選定試験の出願締め切り。なので留学準備は中学3年の冬頃から、遅くとも高校1年の夏にはスタートさせたい。
Summery
- 準備の開始時期は、出発の1年〜1年6ヶ月前が目安。留学機関から資料請求したり、実際に説明会やイベントに足を運んだりして情報を収集し、留学プランを検討〜絞り込みましょう。
- 留学プランや参加したい留学プログラムが決まったら、出願して選考試験を受けます。選考試験の出願締め切り時期は、留学出発時期のおよそ7〜8ヶ月前頃までが一般的。こちらは留学機関によって異なるので、早めに確認しておきましょう。
- 人気の留学国やプログラムは募集枠が埋まってしまうこともあります。また、早期出願で数万円のキャッシュバックなど特典を設けている留学機関もあるので、できるだけ早めに、余裕を持って準備を始めたほうが良いでしょう。
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「私費留学」の場合
「私費留学」の準備期間は、上で紹介した「交換留学」と同じく出発時期の1年〜1年半前頃スタートが目安になります。
「私費留学」は基本的に選考試験がないので、その手順は省かれますが、その分「私費留学」の準備でもっとも時間がかかると言われているのは「学校選び」です。留学する高校をじっくり選び、希望の高校に入学するためには(人気校は定員が埋まってしまうことも!)、余裕を持った準備期間が必要です。
「私費留学」準備手順と時期の目安
Summery
- 準備の開始時期は、出発の1年〜1年6ヶ月前が目安。私費留学のメリットは、何と言ってもプランニングの自由度の高さ!国や地域、学校、滞在先など自分の理想の留学プランをじっくり検討しましょう。
- 「私費留学」の準備でもっとも時間がかかると言われているのは「学校選び」。希望する高校に留学できるよう早めの準備スタートが正解です。
- 1学期・1年以上の「正規留学(現地の学校で単位取得が目的)」をする場合は、留学国のスクールイヤー(学期制)に合わせて留学をスタートさせるのが理想的。ただし留学する国や学校、留学エージェントによっては、学期の途中から入学することも可能なので、確認しましょう。
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高校留学成功のカギは目標設定とプランニング!
高校留学の準備に1年以上もの時間が必要なのは、自分の理想や性格に合う留学の形を十分にプランニングするためです。
留学計画のスタートは、まず留学の目標を設定すること。
留学で何を学びたいか、経験したいか、習得したいか、自分の考えをまとめて目標を設定することから始めましょう!
目標の例: 語学を習得する(日常会話レベルの英会話を身につける・TOIECのスコアUPなど)、海外の高校を卒業する、留学後に海外に大学に進学する、異文化に触れる、外国人の友達を作る、外国・外国人への苦手意識を克服するなど。
目標を決めたら、その目標を達成できる留学プランを具体的に練っていきます。予算を考慮しながら、留学先の国、留学する期間、時期など理想の留学プランを固めましょう。
また、留学プランを検討する際は、できるだけ多くの情報を集めることが大切です。
国の機関や留学エージェントのウェブサイトをチェックする、資料請求をする、無料の説明会に参加する、無料カウンセリングを受ける、フェアやイベントに参加するなど、信用性の高い情報を集めて十分に比較・検討してくださいね!
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