高校留学にかかる費用はどれくらい? 留学タイプ・国・期間別に費用目安を総まとめ!
高校留学にかかる費用は、留学のタイプや期間、国など参加する留学プログラムによって大きく変わります。
ここでは、おもな留学タイプごとに大まかな留学費用の目安を紹介します。高校留学にかかる費用をまずはざっくりと把握して、今後の留学計画の参考にしてくださいね。
「交換留学」と「私費留学」費用の違いって?
まずはじめに、高校留学の2つのタイプ「交換留学」と「私費留学」の費用の違いを把握しておきましょう。
◆交換留学とは
国の機関や地方自治体、高校などが実施している留学制度のことで、他国の機関や高校と互いに留学生を送り合う留学プログラムのこと。留学期間は基本的に1学年(10ヶ月)。交換留学では学費と滞在費が免除になるため、比較的リーズナブルに留学を実現することができます。
◆私費留学とは
民間の留学エージェントなどを通じて個人で手配する留学のこと。個人手配なので、留学期間や国・地域・学校なども自由に選ぶことができますが、私費留学は留学費用が全額自己負担になるため、一般的に交換留学と比べると費用負担は大きくなるのが特徴です。
※2つの留学タイプの詳しい説明はこちらの記事をチェック!
交換留学にかかる費用はどれくらい?
交換留学の費用の目安として、交換留学プログラムの代表的な実施機関である「日本国際交流振興会(JFIE)」の留学費用を一例として紹介します。
他にもさまざまな機関で交換留学は実施されていますが、留学費用の金額にそこまで大きな違いはありません。詳細の金額は各機関のウェブサイト等でご確認ください。
交換留学実施機関の情報はこちらから
◆「高校生の交換留学を実施している機関・団体まとめ」
◆冬出発
留学先 | 留学期間 | 費用の目安 |
---|---|---|
オーストラリア | 1月~11/12月 | 169万円~ |
ニュージーランド | 1月~12月 | 172万円~ |
カナダ | 1月~翌年1月 | 241万円~ |
◆夏出発
留学先 | 留学費用 | 費用の目安 |
---|---|---|
アメリカ | 7月~翌年5/6月 | 170万円~ |
カナダ | 8月~翌年6/7月 | 217万円~ |
イギリス | 8月~翌年2月(半年) | 170万円 |
○費用に含まれるもの:往復航空運賃(国際線)/国内空港使用料及び国内空港での出国手続きアシスト費用/国内・現地でのオリエンテーションプログラム費用/カウンセリング費用/渡航業務手配保険費用/留学国事務局経費及び事務局運営費用
○費用に含まれないもの:選考試験受験料/国内オリエンテーション参加費用(交通費・宿泊費・食事代等の実費) /燃油サーチャージ、海外空港諸税、航空保険料、パッセンジャープロセッシングチャージ等/現地国際空港または事前研修地からホストファミリー宅までの往復の現地国内移動費用/自宅から羽田・成田空港等までの交通費、宿泊費/健康保険・医療保険料/パスポート、査証(ビザ)取得関連費用/予防接種費用/留学中の小遣い等個人的な経費 ※引用元:日本国際交流振興会(JFIE)
Summery
- 「交換留学」の費用は私費留学と比べるとリーズナブル(学費・滞在費が免除のため)
- 費用は留学先の国や出発時期(冬or夏)などによって変わる
- 費用の目安は約170万から250万円が相場(留学期間10ヶ月)
▼交換留学情報はこちらをCHECK!▼
私費留学にかかる費用はどれくらい?
私費留学の費用は、参加する留学プログラムの内容によって大きく変わります。
留学の期間が長ければ長いほど費用は膨らみ、2週間〜といった短期留学ならば費用はグッと抑えられます。
また私費留学では、留学先の国や地域はもちろん、通う学校(私立・公立・ボーディングスクール/全寮制の学校・語学学校など)も自由に選ぶことができます。学費は一般的に公立の高校は安く、私立・ボーディングスクールは高い傾向にあるため、学校選びも費用の総額を大きく左右するポイントになります。
下の表の私費留学にかかる費用の目安は、複数の留学エージェントの料金表を参考に留学先の国・留学期間別にまとめたものです。出発時期や選択する学校、滞在先などによって金額は大きく変わりますが、費用のイメージとして参考にしてくださいね。
留学先 | 留学期間ごとの費用の目安 | ||
1ヶ月 | 6ヶ月 | 1年 | |
アメリカ | 30~80万円 | 90~380万円 | 150~800万円 |
カナダ | 35~65万円 | 100~260万円 | 200~560万円 |
オーストラリア | 35~60万円 | 120~240万円 | 220~450万円 |
ニュージランド | 30~40万円 | 110~160万円 | 200~300万円 |
イギリス | 30~70万円 | 120~290万円 | 230~550万円 |
フィリピン | 20〜30万円 | 70〜130万円 | 130〜250万円 |
○費用に含まれるもの:往復航空運賃(国際線)/学費/滞在費/生活費など
○費用に含まれないもの:健康保険・医療保険料/パスポート、査証(ビザ)取得関連費用/自宅から羽田・成田空港等までの交通費、宿泊費/留学中の小遣い等個人的な経費など
Summery
- 「私費留学」の費用は全額自己負担
- かかる費用は、留学期間、国、学校など参加プログラムの内容によって変わる
- 学校は「公立」が比較的安く、「私立・ボーディングスクール(全寮制の学校)」は高い傾向にある
- 費用の目安は約200万〜600万円が相場(留学期間1年)
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高校留学「奨学金制度」を活用しよう!
交換留学、私費留学のタイプを問わず、高校留学を実現するにはやはりかなりの費用がかかります。
かかる費用を目の当たりにして「こんなにお金がかかるなら無理かな」・・・と諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。しかし、高校生の海外留学の夢を応援する制度として、留学奨学金制度があります! 日本全国のさまざまな機関、地方自治体などで行われているので、ぜひ有効に活用しましょう。
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