高校留学ってどんな種類があるの? 「交換留学」と「私費留学」 2タイプの特徴を徹底比較
高校留学の種類はおもに❶交換留学と❷私費留学の2つのタイプに分けられます。
それぞれの留学タイプの特徴をしっかりと理解し、自分にあった高校留学のカタチを見つけましょう!
「交換留学」と「私費留学」の違いって?
下の表は「交換留学」「私費留学」それぞれの特徴を比較したものです。
同じ高校留学であっても、実施団体や留学目的、選定試験の有無など、その内容は大きく異なります。まずは下の表でざっくりと2タイプの違いを確認しましょう。
「交換留学」と「私費留学」特徴を比較!
❶交換留学 | ❷私費留学 | |
実施団体 | 国の機関や自治体、高校など | 民間の留学エージェントなど(個人手配) |
留学期間 | 原則1学年 (10ヶ月) | 留学期間は自由 |
短期留学: 1週間〜2ヶ月 | ||
正規留学: 1学期・1年以上 | ||
留学目的 | 異文化交流 | 語学習得・アクティビティ体験など様々 |
留学期間の途中変更(延長など) | 不可 | 可能 |
国選定 | 可能 | 可能 |
地域選定 | 不可 | 可能 |
学校選定 | 不可 | 可能 |
学校の途中変更 | 不可 | 可能 |
滞在先 | ホストファミリー宅 | ホストファミリー宅や学校の寮 |
滞在先の途中変更 | 不可 | 可能 |
留学費用 | 学費・滞在費は免除 | 全て自己負担 |
選考試験 | あり | 基本的になし(参加プログラムによる) |
語学力 | 中学3年次までの基礎的な英語力 | 中学3年次までの基礎的な英語力 |
単位認定 | 日本での在籍校による(原則復学可) | 日本での在籍校による(原則復学可) |
保護者の訪問 | 原則不可 | 可能 |
「交換留学」と「私費留学」の特徴まとめ!
❶ 交換留学
交換留学という名前の通り、他国の機関や高校と互いに留学生を送り合うプログラム。
国の代表として日本の文化を他国の人々に伝えるという役割も担っているため、留学するには選定試験を突破しなければなりません。
授業料や滞在費は免除になる反面、留学期間や通う学校などはあらかじめ決まっているので、私費留学と比較するとプランの自由度はやや低い留学だと言えます。
日本で交換留学プログラムを扱っている機関・団体は、日本国際生活体験協会(EIL)、公益財団法人AFS日本協会、日本国際交流振興会(JFIE)などがあります。
Summery
- 国の機関や地方自治体、高校などが実施している留学制度。
- 異文化交流が主目的で、その国の文化や習慣などを学びたいという人におすすめの留学。
- 留学前の時点である程度の語学力が求められる。
- 参加するには選考試験(書類審査・筆記・面接など)に合格しなければならない。
- 留学期間は原則として1学年(10ヶ月)で基本的に短縮・延長は不可。
- 留学先の国は選べるが、留学する地域や学校は選べない。
- 授業料・滞在費免除なので、私費留学と比べると費用負担は軽め。
- 滞在先は現地のホストファミリー宅。
- 原則として留学した後は、日本での在籍校に復学が可能。
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❷ 私費留学
私費留学は、留学エージェントなどを介して個人で手配する留学のこと。個人手配なので自由度が高く、留学期間や国、学校、滞在先など自由にプランニングすることができます。
私費留学は留学する期間やその目的でさらに「短期留学」と「正規留学」の2タイプに分けられます。
- 短期留学
期間は1週間〜2ヶ月ほど。夏休みや春休みなどの長期休暇を利用して、現地の高校や語学学校に留学するプログラム。留学目的は語学の集中習得やアクティビティ体験などさまざま。1年以上など長期の正規留学に行く前に、体験的に短期留学に参加する人も。 - 正規留学
期間は1学期〜1年以上。現地の高校で学び、単位を取得することが目的。留学後は基本的に日本での在籍校に復学が可能。また日本での学校を退学し、現地の高校に入学〜そのまま卒業することも可能。
Summery
- 民間の留学エージェントなどを通じて個人で手配する留学。
- 交換留学と違って選考試験は基本的にないので、費用面さえクリアすれば誰でも留学することができる。
- 留学する期間、留学先の国・地域・学校は自由に選べる。
- 留学にかかる費用は全額自己負担で、交換留学と比べると負担は大きい。
- 滞在先は学校の寮やホストファミリー宅(参加プログラムによって異なる)。
- 原則として留学した後は、日本での在籍校に復学が可能。
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自分の理想にあった留学をプランニング!
一口に高校留学と言っても、そのタイプはさまざまです。
留学目的は何か・どれくらいの期間留学したいのか・どこの国に行きたいのか・・・まずはあなたの理想の留学を思い描いてみて、どの留学タイプが自分に一番合っているのか考えてみましょう。
留学計画は、高校留学を成功させるための大切なはじめの一歩です。後悔のないよう、じっくり検討してくださいね!